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フッ化物洗口

 年長、年中児が毎日1回「ゴシゴシデンターマン」の曲に合わせて行っています。フッ化物洗口をすることにより、虫歯予防の大きな力となり虫歯の子どもが減っていきます。

フッ化物洗口って??

基礎知識

 フッ化物洗口(フッかぶつせんこう、Fluoride mouth rinses)は、フッ化物水溶液を用いてブクブクうがいを行い、歯のエナメル質表面にフッ化物を作用させて、むし歯を予防する方法です。主に永久歯のむし歯予防手段として有効であり、おおむね中学まで続けることが推奨されます。

予防効果

 むし歯予防効果は約30~80%です。第一大臼歯の萌出時期に合わせた開始と長期継続することが効果を確かにするために必要です。またこの獲得した効果は洗口終了後も持続しています。また成人においても隣接面むし歯や根面むし歯の予防に効果的です。

就学前からのフッ化物洗口の有効性

 予防効果に関する論文を開始年齢によって分類すると、小学校入学後(6歳)の実施群の31~49%に対し、就学前4歳児から実施した群では、54%~77%と、就学前からの実施で高い予防効果を得ることができます。

フッ化物洗口終了後の予防効果の持続

 施設単位で行われるフッ化物洗口は、中学校卒業で終了します。終了後のむし歯有病状況を、洗口を経験しなかった群と比較すると、高校生では56%と83%、20歳では54%の予防効果が報告されています。歯は、成熟にともない、むし歯抵抗性を獲得します。未成熟な時期にむし歯罹患を免れたことが理由です。
参考:厚生労働省「e-ヘルスネット」
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